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闘おう。戦わないために。

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59回目の憲法記念日に、日比谷公会堂で行われた憲法集会に行ってきました。毎年そうですが、半分くらいの参加者が会場からあふれる盛況ぶり。今回は早めに行ったので、なんとか潜りこめました。時同じくして改憲派も都内で集会を開いていたようですが、人数でいえばこちらが圧倒的です。ただジジババ、いや年輩の方がほとんどだったのが気になりますが。

映画『日本国憲法』の監督ジャン・ユンカーマン氏ほか、各界からアピールがありました。とりわけ「我が意を得たり」との思いだったのが、社民党の福島瑞穂党首の発言。
「小泉首相といえども、たった1つできなかったことがある。それはイラクでアメリカとともに武力行使を行うこと。なぜかと言えば、憲法9条があるから。だからこそ首相も『自衛隊の行くところが非戦闘地域』などと強弁せざるを得なかった。改憲派は『現にある自衛隊を憲法に書き込むだけ』と言うけど、それは違う。そうすれば海外での武力行使への歯止めは一切なくなる。憲法はもうボロボロだから現実に合わせて変えようという人もいるけれど、現に憲法は生きている」
そんな内容でした。まさに、そこに尽きます。

自称「現実主義者」の改憲派は、キチンと現実を見据えていません。
軍隊の存在をもともと認めている憲法をそのまま保持し続けることと、軍隊の存在を認めていない憲法を認めるように改めること。どちらも結果として軍隊を認める点において同じように見えます。しかしこれが現実に諸外国からどのように受け止められるかを考えれば、その意味は全く異なります。青臭い書生論を振りかざして9条を変えることが、本当に現実的な利益に適うのか。むしろいらぬ緊張状態を高め、戦争の危険性を高めるにすぎません。それに比べれば、解釈改憲を積み重ねながらうやむやのうちに9条と自衛隊を並存させてきた戦後日本の歩みは、そう捨てたものでもありません。偉大な大人の智恵だと思えてきませんか。その点において私は「憲法変えてスッキリ!」よりも、むしろ曖昧さの意味がもっと評価されて良いと考えています。

「海外で戦う日本」にしないために、いま闘う。これが私の「愛国心」です。

http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/cc2e5ddd/bc/8e9f/__sr_/3a71.jpg?BCRt3zEBJk3l7W6G
相変わらずのデモ行進。ややマンネリ気味か。


http://proxy.f2.ymdb.yahoofs.jp/users/cc2e5ddd/bc/8e9f/__sr_/4154.jpg?BCRt3zEBWlRYPdBM
相変わらずの右翼諸君による妨害。まぁ彼らもお仕事ですから…
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コメント

コメント(20)
No title
TBありがとうございました。さすが首都東京の集会ですね。宮崎ではこぢんまりとした集会でしたが勇気をもらいました。「海外で戦う日本」にしないために、いま闘う。これが私の「愛国心」です=私も同意です。

やちゃ坊

2006/05/04 09:33 URL 編集返信
No title
物事にはグレーゾーンってのがあると思う。 速度違反だって、60キロを超えたら即捕まるというものではないからね~・・・郊外の整備された広いで道路で、実態としてはみんな80キロ近いスピードを出しているからと言って、法定速度が変更になるということはないと思うよ。(そりゃー60キロ制限というのは、チト厳しすぎるとは思うけどね。)

ラジ

2006/05/04 10:02 URL 編集返信
No title
護憲派の憲法集会。私も組合の動員で行ったことあるけど、あれは動員なのですよ。それでも主催者側にジジ、ババが多かったな。護憲など化石化した空論でしかない。護憲勢力などいまやコンマ以下の数値でしかない。

mas**i71819*5

2006/05/04 10:32 URL 編集返信
No title
この記事転載させていただきます。

yfq**494

2006/05/04 11:01 URL 編集返信
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みなさま、ありがとうございます。masakiさん、「護憲勢力などいまやコンマ以下の数値でしかない」とおっしゃいますが、数値の根拠は? 護憲も改憲も積極的に活動している層は数%程度でしょうが、各社の世論調査ではいずれを支持する人も40%台で拮抗しています。よって、あなたの認識は誤りです。また「護憲など化石化した空論でしかない」などという空論にも、本文中でちゃんと反論していますのでよくお読みください。

Jinne Lou

2006/05/04 11:39 URL 編集返信
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GHQの支配する、言論の自由もなかった時代に僅か半年で作られた憲法。あの明治憲法でさえ、伊藤博文などが欧州を視察し、広く国民、有識者の意見を聞いて作られたものなのに。そんなアメリカ式憲法をただ九条があるだけだ守ろうとする考えが分かりません。小生は民主党員ですが、

mas**i71819*5

2006/05/04 12:03 URL 編集返信
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いまだに「アメリカの押し付け」なんて言っている人に問いたいですが、当時の日本にこれだけの憲法が作れたと思いますか。日本側の提出した憲法草案は、どれもこれも大日本帝国憲法の焼き直しばかりでしたからね。この憲法の発布時は、多くの国民に歓迎されたのですよ。アメリカ式だろうが何だろうが、良いものは良いのです。そして現に、国民はこの憲法とともに戦後60年を過ごしてきました。これは一種の時効であり、「押し付け」などという批判は効力を失っています。

Jinne Lou

2006/05/04 12:12 URL 編集返信
No title
ちなみに「憲法をただ九条があるだけで守ろう」とは思っていません。第一章は削除すべきだと考えるので、私も改憲派です。ただ、9条は現に役立っているから変えない。それだけのことです。

Jinne Lou

2006/05/04 12:26 URL 編集返信
No title
内容がいいから、ばら色の条文だからそれを絶対に守る、という考えには納得いきません。ドイツは確か占領が止みあるいは統一されるまで憲法を制定せず国家基本法という暫定憲法を作ったと思います。日本も独立したときに新たに自主憲法を作るべきだった。しかし護憲勢力は反対したでしょうね。キュウバは米西戦争後に独立したときアメリカ式の憲法を押しつけられた。フイリッピンもそう。しかし、現在はそんな憲法はどうなっているのかしら?憲法九条は守ろう、しかし1条は困るという人も護憲勢力の中にはいるのですよ。

mas**i71819*5

2006/05/04 12:32 URL 編集返信
No title
内容がいいから守る、何がいけませんか?さっぱり分かりませんね。本文中で「青臭い書生論」と批判したのは、まさにあなたのような硬直した意見です。「憲法九条は守ろう、しかし1条は困るという人も護憲勢力の中にはいるのですよ」 そう、私もその一人です。

Jinne Lou

2006/05/04 12:38 URL 編集返信
No title
私が書き込みしている間に貴方からの反論がありました。なんだ貴方も改憲派だったのか。だったら護憲集会に行くべきではないのでは?ただ軍隊が嫌いなだけなんですね。世界中から軍隊など失くせばいいのにね。

mas**i71819*5

2006/05/04 12:48 URL 編集返信
No title
この集会は、9条護憲派の集会です。必ずしも1字1句変えちゃダメだ!という人ばかりではありません。そうですね。世界中から軍隊がなくなるよう努力していきましょう。

Jinne Lou

2006/05/04 12:55 URL 編集返信
No title
全体護憲論、9条護憲論のなかにもね、いろいろな考え方はありますね。従来、そういう人たちは個々ばらばらだったわけですが、一致できる部分で結集しよう、というのが最近の動きですね。僕も「押付け」だとは認識していませんね。記事に賛同の意を込めてTBさせていただきます。

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2006/05/06 07:30 URL 編集返信
No title
ありがとうございます。

Jinne Lou

2006/05/06 23:48 URL 編集返信
No title
本当にそうですね。 私も、この日同じことを思いました。 これからは、韓国の運動家の言うように国際的広がりが必要ですな。 マスコミが死んでいる以上、日本の無関心層には、期待できない

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2006/05/27 06:22 URL 編集返信
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tereterew5さん、ご訪問ありがとうございます。だけど最終的には「無関心層」の力がカギを握ります。大衆を信じずに運動はできません。

Jinne Lou

2006/05/27 12:22 URL 編集返信
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本当に 本当に 無関心層。 大衆を信じること。 本当にそうですね。 ありがとうございます。信じる心は、強い心。 決して失わないよう、また来ます。

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2006/05/27 17:08 URL 編集返信
No title
転載させていただきましたので報告します。jinne_louさんの『「海外で戦う日本」にしないために、いま闘う。これが私の「愛国心」です。』には大いに共感しました。素晴らしい記事ありがとうございました。

閉店ガラガラ~

2006/05/31 00:00 URL 編集返信
No title
ありがとうございます。共感いただき嬉しいです。ともに闘いましょう。

Jinne Lou

2006/05/31 00:14 URL 編集返信
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転載させていただきましたので報告します。jinne_louさんの『「海外で戦う日本」にしないために、いま闘う。これが私の「愛国心」です。』には大いに共感しました。素晴らしい記事ありがとうございました。

松本哲

2007/01/08 11:18 URL 編集返信
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