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伝統という暴力 角界という遺物


伝統やら礼節やらしきたりやらにやたらうるさい連中が、無償で人命救助に当たった人間に対して最大限の無礼を平気で働くわけだ。

もはやオカルトの領域だが、どうせそのうち「一見時代遅れに見えるかもしれないが、これは相撲の伝統において当然のことで…」なーんてしたり顔で語る“識者”が現れるんだろう。

角界を支配するこうした前近代的な精神性と繰り返される不祥事は、地続きのものだと思う。

「伝統」があらゆる理不尽の免罪符になるのは、角界だけでなく伝統芸能や宗教、教育、皇室などにまつわる諸々に共通の文化なんじゃないか。
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コメント

コメント(14)
No title
いっそ、女性たちが降ろされたあと市長が死ねばよかったのになどと鬼のようなことをおもってしまいました。

ゆまりん

2018/04/05 16:31 URL 編集返信
No title
「原爆落ちろ」ヤジの客は、ゼニ(入場料)を払って観に来ているのだから、何をしてもいいと思い上がっていたのでしょう。
大相撲における女人禁制の「伝統」が問題視されても、その「伝統」を楽しみにゼニを払う客で満員になれば、忘却されるでしょう。
ゼニの論理によって人間として大事なものが失われている気がします。

k-k-kentaro

2018/04/05 21:44 URL 編集返信
No title
> ゆまりんさん

神聖な相撲界の伝統を守るためには、個人の命など取るに足らないということでしょう。「天皇個人はどうでもいい。大事なのは国体を守ること」という皇室観と通じるものがあります。

Jinne Lou

2018/04/06 03:03 URL 編集返信
No title
> k-k-kentaroさん

逆にこういう「伝統」が叩かれることで現代ではカネにならないと分かれば、案外ころっと方針転換するのかもしれません。

相撲の「女人禁制」なんてのも、武士道やら夫婦同姓やらと同じく明治期にでっちあげられた「作られた伝統」の類だと思いますがね。明治維新150年を言うなら、そのへんの反省もあってしかるべきだと思います。

Jinne Lou

2018/04/06 03:09 URL 編集返信
No title
例えばですが、看護資格がない人は男女を問わず倒れた人に駆け寄るのはまずいのでしょうか。場所を問わず。
土俵と女性がとてもクローズアップされている気がして、ヒトとしての思いやりというか、そもそもの動機についてはどうなのかなぁと思っていました。

亀井A子

2018/04/08 14:00 URL 編集返信
No title
べつにまずいことはないでしょう。たとえばAEDだって、何の資格もなくても扱えるよういろんな場で訓練が行われていますし、緊急時には誰でもためらわず使うよう推奨されています。
何よりも突如そういう場面に遭遇したときに、臆せず行動できるかの問題でしょうね。

Jinne Lou

2018/04/08 23:04 URL 編集返信
No title
神道には「穢れ」の思想があり、女性は生理などから「穢れ」の存在として考えられているからではないかと僕は考えています。でも、生理があるから妊娠して人が生まれるので女性を穢れの対象とするのは、人間全てを否定することになるんですがね。やはり神道の思想そのものが浅い思想だということを感じざるを得ません。もっと深い思想だったらキリスト教のように世界に広まったはずですから。
でも相撲が神事の意味合いがあるので、この「穢れ」の思想が女性が土俵に上がれない理由となると、問題解決は難しいと思います。

masao

2018/05/01 13:38 URL 編集返信
No title
江戸から明治にかけて女人禁制を始めた頃には、神聖化の道具として神道のケガレ思想を使っても誰も「差別だ」とは言わなかったんでしょう。
今の時代にはさすがにそんな説明はできないので、相撲協会もそれは絶対に認めません。
どんな理屈であるにせよ、女人禁制など伝統でも何でもないと思います。

Jinne Lou

2018/05/02 01:25 URL 編集返信
No title
江戸から明治にかけて女性禁制を始める前は、女性は土俵に上がれたのでしょか?

masao

2018/05/04 04:04 URL 編集返信
No title
明治初期までは男女関係なく土俵に上がれて、「女相撲」というのも普通に行われていたようですよ。ただ現在の大相撲に連なる江戸期の勧進相撲から女性の排除が始まって、近代化にあたって外面を気にした明治政府が禁止令を出したということのようです。

Jinne Lou

2018/05/04 05:42 URL 編集返信
No title
勧進相撲の「勧進」は仏教と関係あるので、女性禁止になっているのは仏教の思想も関係しているようですね。法華経以前の仏教では女性は穢れた存在だから成仏できないとされていましたからね。法華経で女人成仏ができるようになりましたが、勧進相撲の江戸時代は法華経以外の念仏や真言、禅宗などの方が広がっていたため、女性は成仏できない、という理由から排除されたのだと思います。明治からは天皇が神になって神仏融合などの思想で神道に仏教が取り込まれて、仏教から神道の穢れの思想にバトンタッチされて女性が排除されたのかもしれません。いずれにしても女性は長く男尊女卑の扱いを受けてきているということですね。

masao

2018/05/05 13:00 URL 編集返信
No title
1957年の地方巡業で、戦前に女相撲大関だった若緑が土俵に上がったという事実があります。すなわち大相撲の女人禁制は約60年の歴史しかない「伝統」になります。
約60年の「伝統」を守れというならば、70年以上の「伝統」がある日本国憲法は、もっと護るべきですけどね。

k-k-kentaro

2018/05/05 13:20 URL 編集返信
No title
> masaoさん

この国では仏教も神道も混然一体となって、いろんな日常的慣習の土台になってきましたからね。
どちらも女性差別的な要素を含んでいたのは日本やアジア特有の問題ではなく、世界のあらゆる宗教や思想に共通した歴史的事実です。
それを「伝統」の名のもとに、これからも許容し続けるのかが問われていると思います。

Jinne Lou

2018/05/06 04:51 URL 編集返信
No title
> k-k-kentaroさん

全くですね。都合の悪い事実はなかったことにして、都合の良い「伝統」のみ称揚する態度は、昨今の自称保守派の言説にも共通しています。

Jinne Lou

2018/05/06 04:55 URL 編集返信
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