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TIES OF LOVE/BUDDY MONTGOMERY

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バディ・モンゴメリーの知名度がどの程度なのか知りませんが、とにかくウェス・モンゴメリーの兄弟です。兄弟では他にモンク・モンゴメリーなんてのもいて(誰が兄貴で弟かは忘れた)、一時期は“モンゴメリー・ブラザーズ”としてバンドを組んでたこともありましたね。

バディのお得意はピアノとヴィブラフォン。ブラザーズバンドのアルバムは以前から持ってたんですが、そこで聴く限りではオーソドックスなジャズを演っていて、ほとんど印象に残りませんでした。一通りの演奏をソツなく趣味良くこなすといった感じ。

でもあるとき中古屋でこのCDを発見。共演はロン・カーターにマリーナ・ショウ、エディ・ハリス、ビリー・ヒギンスら、そして録音エンジニアにブルーノートで名を馳せるルディ・ヴァンゲルダー、おまけにプロデューサーはリバーサイドのオーナーであるオリン・キープニュース。こんな錚々たる顔ぶれの盤なのに、ジャケもタイトルも見たことありません。どうやら1987年の盤らしい。興味津々で購入したところ、これが思わぬ掘り出し物。いわゆるフュージョンものですがフュージョン臭さをあまり感じさせず、むしろ正統なジャズファンが楽しめる内容に好感が持てます。

ラテン調の1曲目〈Muchismo〉もいいけど、大好きなのはその次〈Expressions in Blue〉。さりげないピアノのイントロに続いて、ベースが奏でる妖しいリフ。おもむろにシブいテーマを奏でるホーン陣。う~ん、なんとも表現が難しいですが、このサイトではこの曲の雰囲気を「ライトアップされた深夜のプールサイド」と表現していて、なかなか上手いと思いました。座布団一枚。このゆったり感、まったり感とシブい曲調の組み合わせが心地よい。
鋭く切り込んでくるのが、エディ・ハリスのテナーサックスによるソロ。いまいち冴えない印象があったこの人のテナーですが、こんなカッコいいソロも吹けるんですね。感心感心。

マリーナ・ショウが歌う〈Ties〉も爽快な名曲にして名唱。ノラ・ジョーンズあたりにカヴァーしてもらいたいもんです。最後の〈Soft Earth〉も2曲目と甲乙付けがたいカッコよさ。2曲目はオトナの雰囲気が横溢していましたが、こちらは「クール」という言葉がよく似合います。

クール度          ★★★★☆
こんなのも出してたんだね度 ★★★★☆
復刻希望度         ★★★★★

もはやとっくに廃盤だろうしどこも在庫切れかと思っていたら、アマゾンでUS輸入盤を扱っていました。もっとみんなに知られてほしい名盤です。国内盤も出せばいいのに。
試聴はこちらから

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コメント

コメント(2)
No title
若いときにはウェス・モンゴメリー、チェット・アトキンスの曲を良く聴きました。この二人の曲を聴かないと当時はギター音楽を語る資格がないように言われました、田舎ですから、レコードを探しに町まで出かけたものです。

baz*tou*uu*970

2006/05/24 13:07 URL 編集返信
No title
ウェスもチェットもギター野郎にとっては神様みたいな存在ですね。私も最初の頃は手当たり次第に聴いていました。

Jinne Lou

2006/05/24 23:56 URL 編集返信
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