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こんな新年でも「めでたい」か?

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3日昼ごろ、年越し派遣村を訪問。すでに大半の村民は厚労省に移っていました。
幾ばくかのカンパをすることくらいしかできなかったけど、明けましてオメデトウどころではない、「この国の姿」をしっかりと目に焼き付けてきたのでした。

派遣村に集まったのは数百人だけど、ここに来ることさえできなかった同じ境遇の人たちが、全国にははるかに大勢いるはず。http://x5.nobody.jp/bin/ll?062899800.gif
こうした場を必要としている人は、むしろ製造業の工場が集中する地方都市に多いと考えられる。そんな人々は、この年末年始をどうやって乗り切っているのか。いや、乗り切れたのか。各地の自治体は何をしていたのか。

これはもはや災害でしょう。自然災害の発生時には迅速に避難場所や救援物資を提供する行政や大企業は、一体何をしてきたのか。ましてや今回は、明らかな人災です。被災者が強く要求し始めてから、渋々と寮の提供延長を決めたり、重い腰を上げて宿泊場所を用意したりといった鈍すぎる対応を見ていると、事態の切迫性や深刻さを理解しているとはとても思えない。「どうせ自己責任だろう」とでも言いたげな姿勢すら感じます。

この国は、一体いつからこんな姿になってしまったんですか。

労働者派遣業が長らく「原則禁止」だった背景には、基本的にピンハネ業である派遣業者による中間搾取が際限なく広がっていくことへの、警戒感があったからでしょう。この健全な感覚が、経済界の要求で90年代からなし崩し的に葬られていった結果が今の惨状。
非正規雇用という「自由な働かせ方」の拡大が「自由な働き方」の拡大だとして言いくるめられ、正社員から置き換えられた非正規雇用の中には、雇用が打ち切られれば即住まいを失う人がいつの間にかこれだけ増えていたわけだ。「自由な働き方」を手に入れたはずの労働者は、働き続け、暮らし続けることの自由すら失っていたわけだ。それが米国発「100年に一度」とやらの経済危機で無残にも露呈している今、労働者はもっと怒っていい。

暴動が起こってもおかしくない惨状で、しかし持たざる者たちは、自ら助け合い、生存し続けようとする道を選んだ。「派遣村」のような取り組みも、本来は行政が真っ先に行うべきものです。だけど「国を愛する心」を国民に持ってもらいたいらしいお上が、こんなときに限って何もしちゃくれない。だから、もはや生きるためには止むに止まれぬ手段だったとも言える。

日ごろ「愛国心」の重要性を言い募る人たちは、こんなときどこで何をしているのか教えてください。
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コメント

コメント(20)
No title
[謝る]とは、私達の努力不足もあり、ここまで状況が悪化したのですから、その点は自己責任論の方に「許して下さい。」と言えば、和解できます。




「泣いてる]とは、同じ日本国民が寒天の中に路上に放り出され新自由主義の弾丸を受けて死亡するのを哀しまない方はいないので、彼等は彼等に手を差し延べるのを迷っているのです。

ハザマ

2009/01/07 15:33 URL 編集返信
No title
JinneLouさん、派遣村ご苦労様でした。
私はいけませんでしたがニュース、言うよりネットでかなりの詳細を見ていました。
カメラの前で偉そうに『私が命じた、私が・・ワタシが・・』と喚いていた大村を見てアタマに血が上りましたよ。
こういう事態にいろいろ言うヤツも多いですね・・みんなの政治なんかでも結構居ます。
駄文ですがTBしました邪魔でしたら削除下さい。
良ければこれ家の方にもトラバして下さい・・。
記事とコメにもポチ。

ワンチャン

2009/01/07 17:28 URL 編集返信
No title
はばかりながら…ちょっぴりお手伝い部隊記録のTB貼らせていただきました。

まけお

2009/01/08 00:56 URL 編集返信
No title
>破入さん

われわれは努力不足かもしれませんが、すべてを個人の「自己責任」に帰して社会状況の改善に向けた努力を否定する人々に対してそれを謝ることは、全くの主客転倒です。

破入さんの主張は、重要な対立点を空疎な「謝罪」や「許し」でうやむやにしようとする論にしか見えません。現に「自己責任」の問題をめぐる思想的対立が存在しているのに、なんでいきなり一方が謝ったり許しを乞うたりせねばならないんでしょうか。そんなものは「和解」とは言いません。ただの欺瞞です。「和解」があるとすれば、徹底的な議論によって対立を乗り越えた後にしかありません。

「~哀しまない方はいないので」とおっしゃいますが、その根拠は何でしょうか。破入さんの希望的観測の域を出ないのではないですか。本当にそれを哀しんで「心で泣いて」いるのなら、そもそもこうした場面で「自己責任論」など出てきません。

Jinne Lou

2009/01/08 01:27 URL 編集返信
No title
>ワンチャンさん

ありがとうございます。「大村」とは厚労副大臣のことですか?こういうときでも自分の功績をアピールするのに躍起なのは、政治家の習性なんでしょう。TBありがとうございます。後ほどうかがいます。

Jinne Lou

2009/01/08 01:34 URL 編集返信
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>まけおさん

ありがとうございます。私は月曜は結局行けませんでしたが、大勢のボランティアが駆け付けたんでしょうね。

Jinne Lou

2009/01/08 01:35 URL 編集返信
No title
>ステラさん

全く同感です。定額給付金に回すような財源があるなら、もっといくらでも有効に使えそうなのに、なんで一番ムダな使い方をしようとするのか。消費税だって、まともな使い道が保証されているのであればみんな納得するのに。
派遣を切って追い出した企業の寮は、いまどうなってるんでしょうね。これこそムダの極地でしょう。

Jinne Lou

2009/01/08 02:27 URL 編集返信
No title
・・・・考えさせて下さい。

ハザマ

2009/01/08 17:17 URL 編集返信
No title
考えてみてください。

Jinne Lou

2009/01/09 01:59 URL 編集返信
No title
Jinne Loyさん、御苦労さまでした。戦いは、次の段階に移ります。
それにしても、一方ガザでは800人が殺されているというのに、アメリカ議会は、イスラエル支援決議をしたとか。アメリカを根底から変えないと駄目ですね!

琵琶

2009/01/10 19:52 URL 編集返信
No title
結局、大統領が誰であるかや与党が共和党か民主党かなどということよりも、「アメリカ」という国家自体が病理を抱えているということだと思いますね。

Jinne Lou

2009/01/11 00:59 URL 編集返信
No title
私はとりあえず、人に優しさを配ることにしました。

丁寧なリコメントありがとうございます。

ハザマ

2009/01/12 12:28 URL 編集返信
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そうですね。そうしてください。

Jinne Lou

2009/01/13 00:48 URL 編集返信
No title
政治家本人は急がしくても、
奥さんやご子息が協力するなら、
興味のほどがわかります。

小泉氏の息子ほど、
こういう現場をみておくべきでは!?

かいざぁー

2009/01/18 15:57 URL 編集返信
No title
>カイザーさん

元総理の地盤を継いで政治家として最初から安泰だと思っているだとしたら、せめて対極にある人々の現場を自分の目で見ておくべきでしょうね。

Jinne Lou

2009/01/19 01:20 URL 編集返信
No title
ああ、この頃私はこんなこと考えていたんですね。

懐かしいなあ・・・・

どうして変わってしまったのでしょうか。

ハザマ

2009/06/06 22:51 URL 編集返信
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今はどう変わったのですか?

Jinne Lou

2009/06/08 02:07 URL 編集返信
No title
自分がわからなくなってしまいました。

・・・・皆様にも嫌われてしまいましたし。

ハザマ

2009/06/08 18:50 URL 編集返信
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あなたはみんなに嫌われるまいと誰にでも迎合してフラフラと主張を変えるから、支離滅裂に陥って自分が分からなくなるのです。
他人に合わせて自分を作るのではなく、自分の一貫した考えを言葉を尽くして他人に理解させる努力が必要です。

Jinne Lou

2009/06/09 01:50 URL 編集返信
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そうですね。努力してみます。

ハザマ

2009/06/21 05:51 URL 編集返信
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