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ジャケ買い盤列伝

良質なジャズは、ジャケットを見ただけで音が聴こえてきます。
いや、中には期待はずれのものもあるし、逆にしょーもないジャケなのに中身は大傑作という例もあるにはあるが、それがまたスリルがあって面白い。“ジャケ買い”ができてこそ一人前のジャズファンでしょう。
最近は音楽もダウンロードが主流になりつつあるようで、ジャケを楽しむ文化の衰退を危惧しております。
そんなわけで、今日の主役はジャケです。


頬杖の色男編

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Modern Art / Art Pepper Quartet
チェット・ベイカーと並ぶウェストコーストの色男、アート・ペッパー。彼に憧れてアルト・サックスを始めるも3か月で挫折。



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Lee Morgan, Vol. 2 / Lee Morgan
リー・モーガン。こちらはイースト・コースト代表か。カッコイイ。後年、ライブ中に愛人に射殺され死亡。
黄金期のブルーノートはジャケのデザインをリード・マイルスが一貫して手掛けていたので、雰囲気に統一感がある。



イラスト編

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The Dinning Sisters
以前にも紹介した、ノスタルジックな歌声の三姉妹。このノーテンキなジャケが好きだ。



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The Duke's Men
7、8年前にCD復刻されたシリーズのうちの1枚。中身などどうでもよくジャケが欲しくて買ったので、まだ数回しか聴いたことがない。



脚フェチ編

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Cool Struttin' / Sonny Ckark
ジャズファンには言わずと知れた、クール・ストラティン。クールに闊歩する粋な姐さんと、遠巻きに追い越して正面からチラ見しようとしているオッサンが目印。脚フェチに捧げる1枚。



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Love and the Weather / Herbie Mann
上のご両人がこういう仲に・・・かどうか知らないが、これも粋なデザイン。タイトルを意識してか、雨上がりの歩道に緑のモノトーンが映える。ハービー・ハンコックの“Speak Like A Child”も彷彿とさせる。



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This is Pat Moran / Pat Moran
この時代には少数派の女性ジャズピアニスト、パット・モラン。鍵盤に投げ出した赤いハイヒール越しに見えるは、スコット・ラファロ(b)とジョニー・ホワイテッド(ds)。



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Milano, Paris, New York / Sir Roland Hanna Trio
こちらはパンストフェチにもお薦め。



アート編

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Under Current / Bill Evance, Jim Hall
水に沈みゆく女。表ジャケにタイトルもアーティスト名も一切なしの潔さ。耽美的な演奏を表現して余りある、ジャズ史上に残る傑作ジャケ。



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You Are Too Beautiful / Eddie Higgins Trio
ヴィーナス・レコードのジャケはどれもこれも素晴らしいが、その中でもお気に入りがコレ。幻想的な映画のワンシーンを思わせる。



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Love Is A Many-Splendored Thing / Roma Trio
これもヴィーナス・レコード。空の青と海の青、そしてドレスの青の取り合わせが美しい。



エロ編

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But Beautiful / Charles McPherson
これもやはりヴィーナス。






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On Love / David T. Walker
いやはやなんとも…。



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円楽のプレイボーイ講座12章 / 前田憲男とプレイボーイズ
以前に紹介済み。若かりし日の円楽が、プレイボーイの心得を説く。「女を口説くのに多くの言葉は必要としない。『何を言うか』よりも『何処で黙るか』の方が難しい」。ジャケは松岡きっこ。中ジャケもお楽しみ。



ナンジャコリャ編

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Johnny Shacklett Trio
「バラカ」という特注楽器らしい。欲しい。



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Bagpipe Blues / Rufus Herley
バグパイプでジャズを演ったのは、古今東西ルーファス・ハーレイただ一人。その求道者精神から、バグパイプのジョン・コルトレーンの異名も。



アフロ編

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Who is This Bitch, Anyway? / Marlena Shaw
マリーナ・ショウ畢生の名作。〈You Taught Me How to Speak in Love〉はサザン〈いとしのエリー〉の元ネタとされるだけあって、たしかにメロディーは似ている。






夢でうなされる編

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Demon's Dance / Jackie McLean
これはコワい。夢に出てきそうです。マイルス・デイヴィスBitches Brewと同じイラストレーターの作品。



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Yogi Jazz / Joki Freund
こわいよー。


番外編

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Imagination / Curtis Fuller Sextet
これはヒドい。誰が描いたんだ。責任者出て来い。この時期のサヴォイ盤には、この手のダリの出来そこないみたいなイラストだとか、ワケわからんジャケが多い。演奏は良質のハードバップなだけに、非常にもったいない。
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コメント

コメント(17)
No title
「ジャケ買い」なんて私の及ばない文化ですが、こうして見せられるとかなり心くすぐられますねえ。(きっちりブルードレスの女性から上だけ)。時代も見えます。馬鹿なこと言って冷笑されそうですが、これらはレコードジャケットなんですよね?尊敬します。

gru**y_c*cli*t49

2009/02/07 09:39 URL 編集返信
No title
シャケ(鮭)と間違えちゃった…ポリポリ (・・*)ゞ
夢でうなされる編は両方怖いです~!
下のやつはルネ・マグリットの絵も連想しました~

ちなみにjinneさん…結構足フェチ…?(*/∇\*)キャ

まけお

2009/02/07 09:54 URL 編集返信
No title
ジャケ買い。
ついやってしまうんですよねぇ。

LEE MORGANのLEE.WAYかっこよかったんでVOLUME3をジャケ買い。
CDの裏の写真がVol2とおんなじだった。
I REMEMBER CLIFFORDのとろけるようなトランペットに酔いしれます。
ジャズ初級のいのうえですからCD購入の決め手はジャケットです。
↑のといっしょにSOMETHIN'ELSE/CANNONBALL ADDERLEYも購入。
やっぱりジャケ買い!
そしてこれも素晴らしい。
いまのとこ失敗なし。

いのまっくす

2009/02/07 20:30 URL 編集返信
No title
ジャケ買いと言うんですね。
素敵なコレクション、楽しませてもらいました。特に3,4,5番目が気に入りました。
「極める」と、ジャケットを見ただけで音が聞こえて来るものなのですね。

alf's mom

2009/02/07 22:23 URL 編集返信
No title
>グランピーさん

いや、これはみんなCDですよ。LPのほうが大きいので見栄えはしますが、やはりCDのほうが置き場所も狭くてすみます。ブルードレスより下の世界もなかなかいいですよ。

Jinne Lou

2009/02/08 03:04 URL 編集返信
No title
>まけおさん

記事では書き忘れましたが、グロテスクな2枚も内容は悪くないですよ。とくにJ.マクリーンのやつは、至って真面目なジャズです。〈Sweet Love of Mine〉の甘酸っぱいメロディーが泣かせる。足フェチというのはその通りです。

Jinne Lou

2009/02/08 03:07 URL 編集返信
No title
>いのうえさん

Vol.3も買われたんですね。〈I Rmember Clifford〉はあれ以上の演奏はないでしょう。メロディーの料理の仕方に天才を感じます。サムシンエルスも定番中の定番ですが、有名な〈枯葉〉以外のトラックもじっくり聴いてみてください。極度にシンプルなジャケが、ハードバップの精髄のみの演奏をよく表しています。

Jinne Lou

2009/02/08 03:11 URL 編集返信
No title
>alfmom29さん

そうですか。alfmomさんはレトロな感覚のジャケットがお好きなようですね。ジャケ買いもハズレが決して少なくありませんが、カン試しの楽しさがあります。

Jinne Lou

2009/02/08 03:14 URL 編集返信
No title
なかなか古風でいいですね。

ありがとうございます。

ハザマ

2009/02/09 20:08 URL 編集返信
No title
こんな写真どこから探して来るのですか?
私にとっては嬉しい限りですけれど・・・。

GENDAI

2009/02/10 14:24 URL 編集返信
No title
>破入さん

古風ですか。下のほうはなかなかプログレッシブだと思います。

Jinne Lou

2009/02/11 02:20 URL 編集返信
No title
>GENDAIさん

うちにあるCDです。

Jinne Lou

2009/02/11 02:21 URL 編集返信
No title
アハハハ!完全に‘寺島病’ですね(笑)
ここのオヤジは2つの病原体を持っています。
一つは‘ジャケ買い病’もう一つはオーディオの方で‘ケーブル病’で、私は幸い‘ジャケ買い病’しか感染していません(笑)
ホーム・グラウンドは吉祥寺なのですか?
最近、神保町に新しいジャズ喫茶が出来たのをご存知ですか?
なかなかお洒落なジャズ・カフェですよ(^_-)-☆

-

2009/03/19 21:54 URL 編集返信
No title
私もジャケ買い病だけですね。幸か不幸か、ケーブル病にかかるほどの装置は持っていないので。
吉祥寺に近いので、寺島さんの店にもたまに行きます。
http://blogs.yahoo.co.jp/jinne_lou/57897265.html

神保町の店は知りませんでした。なんという店でしょうか。

Jinne Lou

2009/03/19 23:53 URL 編集返信
No title
上に出ている頬杖のアート・ペッパーがとても印象的でしたが、You tubeで"You go to my head"を聴き比べていたらアート・ペッパーに出会い、今日の自分の気持ちのドツボに嵌ってしまいました。Jinneさんもきっとお好きだろうと勝手に決め込んで、ここに戻ってきました。なんと優しく妖しく心に染み込んでくる音色でしょう、、。
http://www.youtube.com/watch?v=94FtFM1RxgE

gru**y_c*cli*t49

2010/07/09 01:15 URL 編集返信
No title
久しぶりにペッパーをじっくり聴かせてもらいました。この盤は以前持っていたと思うけど、売ってしまったかな。こんないい演奏が入っていたとは。
ペッパーのアドリブは、原曲のメロディーを損ねすぎず絶妙な加減で崩すところが粋です。

Jinne Lou

2010/07/09 01:44 URL 編集返信
No title
早速お返事ありがとうございます。共感を得てうれしいです。

gru**y_c*cli*t49

2010/07/09 08:15 URL 編集返信
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