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東京プレイ・マップ/沢たまき

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最近では倖田來未といえば“エロかっこいい”という形容詞を付けることが約束事になっているようですが、別段エロいともかっこいいとも感じないのは自分だけでしょうか。そこへいくと、沢たまきはエロい。いや、晩年の買春スキャンダルのことではなく。

中古屋で安かったので買ってみたんですが、これがなかなかの掘り出し物。公明党のタレント議員だったという以外には「ベッドで煙草を吸わないで」の人、という程度のイメージしかありませんでしたが、これを聴いて見直しました。単なるお色気歌手ではなく、歌にジャズの素養が感じられます。もともと本格ジャズ歌手を目指していたとのこと。「ベッドで~」のヒット後は女優としても活躍の幅を広げ、東京12チャンネル(当時)「プレイガール」(69年~)での“オネエ”役で人気を博した・・・資料で読む限りではそんなところですが、なにぶん自分が生まれる前のことですのでよく知りません。観てた方、います?

それにしても、この「東京プレイ・マップ」は良い。すっかり気に入ってしまいました。六本木、銀座、新宿、赤坂、御茶の水、池袋、浅草、狸穴など東京の街をイメージした曲を集めた企画盤。タイトル曲以外の歌詞はすべて、なかにし礼がこの作品のために書き下ろしたという力作です。しかもバックは前田憲男のアレンジで、ビクター・オーケストラがビッグバンドサウンドを聴かせるという豪華さ。単なるムード歌謡と切り捨てるなかれ。一流の和製ジャズ歌謡作品として楽しめます。
ドラマ「プレイガール」のテーマ曲であるタイトル・ナンバー〈東京プレイ・マップ〉でのパンチの効いた歌唱もさることながら、6曲目〈海を見に(羽田)〉なんて「これぞ昭和歌謡!」と膝を打ちたくなる退廃的なドロドロ感。全体に漂うそこはかとなくエロい雰囲気は、倖田來未なんぞには背伸びしても出せないでしょう。

歌は抜群にうまい。それぞれの曲ごとに的確な解釈で歌い分けてみせます。デビュー当時のアイドルだったというペギー・リーを彷彿とさせるし、他にもアニタ・オデイ、ジュリー・ロンドン、クリス・コナー、サラ・ヴォーン、ヘレン・メリル…なんて名前がすぐに浮かんでくるような歌い方。かと言ってそのどれとも似ていない。ホントに“オネエ”といった感じの、ユニークなハスキー・ヴォイスが魅力です。

数年前に議員宿舎で唐突に亡くなった沢たまき。スキャンダルは別としても晩年はフツーのオバサン然としていましたが、中途半端なタレント議員などせず、オネエキャラを貫いていただきたかった。

あっはん度       ★★★★★
うっふん度       ★★★★★
大作先生のおかげです度 ★★★☆☆

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コメント

コメント(4)
No title
沢たまき、いいでしょう! 歌もうまいでしょう? それこそテレビ黎明期からジャズを歌ってるの魅かれて見てました。女優の沢たまきはどうでもいいからプレイガールは見てなかった。公明党議員になった時は正直ガッカリ。それ以降の沢たまきはもう別人でした。「東京プレイマップ」は知りませんでした。いいもの見つけましたね。

グランピー

2006/01/09 10:40 URL 編集返信
No title
本当歌もうまいし、かっこいい。最近ではこういう人はあまりいませんね。だから昭和レトロブームなんてものが起こっているのかもしれません。

Jinne Lou

2006/01/09 11:43 URL 編集返信
No title
記事のタイトルから、絶対jinne lousさんは「私より若い」ッてサバよんでるだろー!と思ったら「生まれてない」ですと!!フンッ、どうせ私は「プレイガール」見てましたよ・・。倖田來来なんざションベン臭いってなもんですよ(あら、下品でした?失礼!)それにしても懐かしー(~o~)

cup*uc*in*07

2006/01/11 21:55 URL 編集返信
No title
プロフィールではあいにくと(?)サバは読んでおりません。やはり(失礼)かぷちーのさんはご覧になってましたか。自分が子ども時代に見ていた記憶のあるドラマといえば『太陽にほえろ!』『西部警察』『スチュワーデス物語』といったあたりです。

Jinne Lou

2006/01/12 00:49 URL 編集返信
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