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「同性愛は個人的趣味」という議論について







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これらはいずれも、問題の本質から外れた主張だ。

たとえばSM好きとそうでない人々の法的扱いは何ら変わらないので、何も問題はない。
だが異性/同性に関する性的志向については、結婚や相続など家族に関するあらゆる制度や法律が異性愛者を対象とすることを前提に組み立てられており、LGBTはその対象外であるため多くの場面で不利益を被っている。

同性婚容認の世界的な潮流を、性癖や個人的趣味の保護とか性的マイノリティーへの特別支援という文脈で語るのは誤りだ。
根底にあるのは、性的志向に関わらず誰にでも同等の幸福追求権を保証すべきだという考え方だからだ。

性的志向それ自体は本来、他人の権利を侵害することのない生得的な属性である。
それに基づく法的差別は妥当なのかどうかが、この問題の本質だろう。

アメリカで男性と結婚した男友達がいるが、彼は同性との交際自体を両親から非難され、結婚した事実すら家族に明かせていないという。
そんな現実を知っていれば「他国に比べ日本は性的マイノリティへの差別が少ない」などとは軽々しく言えないはずである。


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弟の夫 田亀 源五郎(著)

ゲイアートの巨匠、田亀源五郎、初の一般誌連載作品。
弥一と夏菜、父娘二人暮らしの家に、マイクと名乗る男がカナダからやって来た。
マイクは、弥一の双子の弟の結婚相手だった。「パパに双子の弟がいたの?」「男同士で結婚って出来るの?」。
幼い夏菜は突如現れたカナダ人の“おじさん”に大興奮。弥一と、“弟の夫”マイクの物語が始まる――。
「月刊アクション」にて連載中。

…これはなかなか面白かった。お薦め。
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コメント

コメント(3)
No title
憲法でいうところの「個人として尊重される」が問題の本質、ということでしょうか。
区議発言中「性的指向、すなわち個人的趣味」とありますが、これはどうなんでしょう、言うなら「性的嗜好」なのでは。で、それは変なのではと、あたしはおもうんですけど……。趣味嗜好ではないのでは、と。

ゆまりん

2016/02/25 09:51 URL 編集返信
No title
> ゆまりんさん

なんで「すなわち」なのか分かりませんね。だとしたら異性を愛することも個人的趣味なので、婚姻制度で法的に保護する必要性などないでしょう。

Jinne Lou

2016/02/26 01:42 URL 編集返信
No title
> 内緒さん

個人的趣味かどうかという問題の立て方自体が変だと思いますね。性的指向が個人的趣味だとして、じゃあ異性愛者だけを法的に保護するのはフェアなのかという疑問には、この論理では全く答えることができないでしょう。

Jinne Lou

2016/02/26 01:47 URL 編集返信
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